当院は昔からここ小山市にあり、地域の皆様と共に歩んで参りました。初代院長である関文雄は今の地域医療の原型ともいうべきいわゆる「赤ひげ先生」であったと思います。患者さんの家から"病気だ、怪我だ"、といえば飛んで行って治療をする。昔はこれが当たり前でした。
時代が進み病院中心の医療になって、一時はわたしたちも循環器内科、呼吸器内科といった専門的医療に身を置いて修行してきましたが、その根源には初代院長のやってきた、今でいうところのファミリードクターとしての医師魂があるのだと思います。これからわたしたちはその原点を思い出し、病気を診るのではなく人を診る心の通った医療を提供していきたいと考えています。
今の時代、核家族や老々介護、子育て問題、高齢者の一人暮らし、などなど様々な困難を抱えている人々がいます。わたしたちもまさに子育てと仕事の両立や、家族の介護といったことに当事者として直面していて、医療者であると同時に一市民です。
体のこと、子育てや介護のこと、医療の立場から皆様を支えていければと思います。ぜひ気軽に語り合いましょう。