病気や加齢による身体の衰えなどによって、医療機関への通院が困難となった場合に、自宅や高齢者向けの施設などの「生活の場所」に医師や看護師などが訪問して、診察や治療、健康管理などを行うことを『在宅医療』と言います。
具体的には、医師をはじめ、歯科医師、訪問看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、介護支援専門員(ケアマネジャー)、訪問介護員(ホームヘルパー)など、さまざまな医療や介護の専門職が連携して定期的に患者さんのご自宅などを訪問し、チームとして患者さんの治療や介護を24時間対応で行っていく活動です。
在宅医療には、医師が訪問して診察や経過観察を行う訪問診療や往診のほか、看護師が訪問してケアを行う訪問看護、理学療法士や作業療法士が行う訪問リハビリテーションなどが含まれます。
通院が難しい患者さんに対して、医師がご自宅に訪問し診察や治療を行います。
訪問診察では、医師が定期的に訪問し、診察や検査、薬の処方、予防的な指導を行います。
月2回、ご自宅にお伺いし診察します。
病状によっては月に3回以上訪問させていただくこともあります。
在宅医療の主役は患者さんご本人です。一人ひとりの患者さんが希望する医療の提供をめざします。私達に必要なことは医療を提供するだけではなく、その生活環境下での患者さんやご家族の価値観を尊重することだと考えています。在宅療養にあたってのご本人の様々な悩みや不安についても誠実に対処します。
療養生活を支えるためには、地域の医療機関・ケアマネジャーさんや介護スタッフの人たちと情報共有・連携が必要です。コミュニケーションをはかり事業所の垣根を超えた良いチームづくりをすることを目指します。
毎回、訪問終了後に診療内容を記録した「診療レポート」をお渡しします。これをファイルに綴じていただくことで、日々の容態の変化を把握することができます。また、訪問看護師や、ヘルパー、ケアマネジャーの皆さんと共有することで一貫したケアを提供することができます。
患者さん一人ひとりが、ご自宅で、安心して生活を送ることが出来るように、患者さんとそのご家族からお話を丁寧に伺いながら、適切な医療サポートをいたします。
患者さんの体調不良は、いつ何が起こるかわかりません。24時間365日対応できるよう医療チームを作り情報共有をしながら、迅速な対応ができるようにしています。もしも、夜間や休日に病状が悪くなったときは、すぐにご連絡ください。
国民健康保険や社会保険などの各種保険に対応していますので、病院の入院や外来の場合と同じような金額で診察が受けられます。金額については直接お問い合わせください。
在宅医療の導入が決まった段階で、積極的に情報収集を行い、後手に回らないようにしています。
必要十分な情報収集によって、入念な準備が可能になると考えています。
そして、その後の在宅医療をよりスムーズにします。
まずは病院の相談窓口(医療相談室など)へご相談ください。相談窓口がない場合は、ケアマネジャーさんへご相談ください。直接ご本人からのご相談でも結構です。
退院にむけて、スムーズに在宅での療養が出来るように、患者さん、ご家族、病院主治医、当院医師、訪問看護師、ケアマネジャーなどが集合して、引き継ぎを行います。
退院日が決定しましたら、病状にあわせて初回の訪問日の予約をいたします。退院の際には病院主治医より「紹介状(診療情報提供書)」を受け取ってください。
訪問診療を受けられると決定した後、当院との契約を行います。退院後、予定のお時間に初回の訪問診療に伺います。(初回の訪問診療日に、契約を行うこともあります)
当院に直接お電話(0285-22-0285)いただくか、ケアマネジャーまたは訪問看護師にご相談ください。ケアマネジャーまたは訪問看護師より、患者さんについての情報をいただきます。可能であれば、前医に「紹介状(診療情報提供書)」を依頼してください。
当院のスタッフが訪問しまして、療養状況をお尋ねします。また訪問診療の仕組み、かかる費用などについても説明させていただきます。訪問診療についてのご同意をいただいた後、初回の訪問日の予約をお取りします。
予約のお時間に初回の訪問診療に伺います。みどり訪問クリニックでは、医師と看護師の2名体制で訪問します。ご不明な点やご不安に思われていることがあれば、お気軽にご相談ください。
専門科の診療は病院、在宅療養は当院と役割分担をしても、または当院に一本化していただいても結構です。病院主治医とご相談ください。
かかりつけの先生がいる場合は、まずその先生にご相談することをお勧めします。もしも、往診が難しいとのことでしたら、当院にご相談ください。
お気軽にクリニックへお問い合わせください。詳細についてご説明を致します。
わからないことなどがありましたら遠慮なくお申し付けください。