在宅医療の良さと大変さ
2019.02.09 在宅
関医院では、外来診療の時間が主になっていますが、私は在宅医療を今専門としています。
本当の最初は、呼吸器内科医として専門医になったのが先ですが、
この7、8年は在宅医学会のプログラムも経て在宅医学会の定める専門医となり実践しています。
専門医だって言ったって、そうでなくたって、在宅をやっている先生はみんな熱い人が多くて
その情熱や日常の中で繰り広げられる医療の面白さにはまってこうなっています😅
家で最期まで過ごしたい、ということを希望している人は多くても実現できているのは
ごくわずかの現状で、少しでもそれを叶えられたらと日々思っています。
今も、癌の患者さんでご家族が頑張られているおうちがあって、今までの知識をフル稼働で
連携している訪問看護師さんやケアマネさんと在宅療養を続けられるよう見ている方がいます。
せん妄という、夢うつつというか現実と夢の間を行き来してわからなくなってしまう状態を
おそらく癌の進行のために起こしてしまい、本人も家族も精神的なダメージを受けないようしてあげたい。。。
原因になる薬剤はないか、痛みは悪化していないか、
環境は、と増悪因子を探ります。
家で見ていく上で、この症状はとっても難しいです。
でも病院に行って治るものでもない。
私たちのケアや腕の見せ所だと思って、家族が辛くない介護ができるよう
精一杯頑張りたいところです。